フォトブックの出来栄え
手作りのデジカメアルバムは普通,台紙にLサイズの写真を貼り付ける銀塩写真時代と同じなのが現状です。忙しいときはサービスで付いてくるぺらぺらなアルバムにとりあえず入れるくらいのときも多いと思います。
しかしフォトブックは,手作りアルバムとは雲泥の差です。何といっても表紙付きで製本してあり,印画紙もツルツルの光沢ではなく,写真館で使うようなラスター紙を使用しますから,書店に並ぶものとさほど差がありません。
デジカメ・フォトブックサービスの比較
■キヤノン iMAGE GATEWAY 大きさ:3種類,ページ数:12,20,28ページ,価格:3,150円〜。
■キタムラ Rephoto 大きさ:1種類,ページ数:12〜40ページ。 価格:2,400から。
■富士フィルム PHOTOBOOK DESIGN 大きさ:3種類,ページ数:16,24,32ページ,価格:1,570円から。
フォトブック・その他のサービス
一緒に旅行した人への贈り物にしたい人などのために,ギフトボックスに入れることや,ハードケースに入れることを別料金で用意しているところもあります。発送先も注文者だけではなく,贈り物として別住所に直送することも可能です。
フォトブックの印刷方法は?
通常,書店に並んでいる写真集は商業印刷向けのオフセット印刷機で印刷されています。ごく小さな点の集まりで写真を表現しており,最近ではFMスクリーンという技術が開発され,その小さな点も見えなくなりました。
フォトブックの場合は,オンデマンド印刷機という機械を使うのですが,これは分かりやすく言うと,カラーコピーの業務用上級印刷と言っていいでしょう。そのため印画紙で仕上がってくるプリントとは風合いが違い,本のページのように見えます。よく「結婚しました」ハガキは,いかにも印画紙とハガキの裏表を張り合わせた感じですが,フォトブックはオンデマンド印刷という業務用印刷仕上げのため,これらと比較するとたいへん豪華に見えます。
フォトブック作成エトセトラ
レイアウトは専用ソフトを使用する場合が多くなっています。キャノン,キタムラ,フジフィルムはこの方式です。ソフトを一度ダウンロードすると,ページ数やレイアウトをテンプレートの案内に従ってデザインしていけばよいだけで,比較的簡単です。
増刷も手間がなく,冊数が増えると格安になるディスカウントサービスもあります。グループで旅行した際などは,一度作って大量に注文すれば,プリントをいちいち焼き増ししたり,仕分けたりする手間がないばかりか,大変喜ばれる写真集仕上げになります。結婚式のウェディング写真や,ストックしている写真を自費出版するのもよいでしょう。
フォトブックとのコラボレーション
有名人や,人気テレビ番組などは,公式フォトブックを作成することにより,人気を高めています。一例として,「花より男子」,「スザンヌ」,「ヘキサゴン」,「めざましテレビ」,「松山ケンイチ」,「ディズニー」,「仮面ライダー電王」などのフォトブックがあり,今後も増加傾向にあります。