格安航空券とは
航空会社が旅行会社向けに流している安い航空券のことです。分かりやすく言うと,パッケージ旅行向けの航空券を個々に分けて売っているものです。それゆえ安い飛行機代で旅行が出来ます。


格安航空券の良し悪し

格安航空券のメリットは何といってもその安さです。かさみがちな交通費である飛行機代を安く抑えられます。しかしデメリットもあります。それは様々な制約です。

例えば格安航空券は直前にならないと購入できない場合が多く,旅行計画を立てるのに不都合が生じやすいことが多いです。またキャンセルが出来ないことやマイル積算は普通運賃より低く設定されていることもデメリットの一つです。


飛行機代 交通費

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飛行機代

飛行機代が決まる仕組み

安い理由は様々ありますが,一つはオフシーズンでもたくさん航空券を売りたいという航空会社の意向があり,多少安くなっても旅行会社に卸しています。さらにANAやJALなどの航空会社は時刻表にも表示されている通り,航空運賃設定に国土交通省の認可が必要になり,あまり安い価格にはできません。しかし,旅行会社にいったん引き渡してしまえば,旅行会社が航空券の値段を自由に設定できるため,安くなるのです。

飛行機代の翼


国内では北海道や沖縄のリゾート地への航空券が,地方からは東京や大阪などの大都市への航空券が安い価格になることが多く,海外では,ハワイ,アメリカ本土,オーストラリア,イギリス,イタリア,韓国,シンガポールへの航空券が格安になる傾向が多いようです。その反対に,あまり需要のない路線は高いままの傾向にあります。

飛行機代が異なる理由

なぜ同じ区間の格安航空券でも価格の違いがあるかというと,旅行会社が上乗せするマージンによって差が出るのです。宿泊関係で利益を確保したい会社と,チケット1本で商売をしている会社ではマージンを乗せる額が変わってきます。航空券という交通費そのもので利益を得ている会社と,旅行全体で利益を得ている会社の違いです。そのためできるだけ安い旅行会社を料金表などを見て探すとよいでしょう。

格安航空券をどこで購入するか

ではその格安航空券をどこで買えばよいのでしょうか。答えは旅行会社ですが,旅行会社は様々な形態をとっています。主にウェブサイトと実店舗の2つの店舗形態がありますが,インターネットが普及した現在,ウェブ上で検索するのほうが得策の場合が多く,安い航空券を比較的容易に見つけられます。また,北海道に強い会社と沖縄に強い会社は別のことが多く,地方ごとに調べ直したほうが得策です。

次に購入に至るまでの経緯ですが,サーチエンジンなどの検索機能の向上ゆえ,格安の航空券を見つけるのは割と簡単です。しかし価格だけで決めてしまうのは考えものです。飛行機代は交通費の中では安いものではありませんので,慎重に考えましょう

最近は燃料サーチャージといって,航空券代とは別にかなりの額を上乗せすることが普通となっています。「安い飛行機代だ」と飛びつくと,思わぬ損をすめことが多い時代になっています。格安航空券を見つけても燃油サーチャージがいくらか見極めてから手配しましょう。海外の場合,燃料代の料金表を準備している旅行会社なら比較的安心です。2009年夏の時点では,サーチャージがほとんどなくなったため,お得になっています。

格安航空券・購入の注意点

ではどこを注意すればよいのでしょうか。様々な点がありますが,アメリカやイギリスなど海外旅行に行く場合は,ノンストップ便かトランジットという乗換えがある便か,違いを見極める必要があります。そして,北海道や沖縄など国内の場合は,搭乗日時の変更が可能かどうかも見ておくとよいでしょう。韓国やタイ,シンガポールなど近場の場合は,現地到着の時間も大きな目安です。午後に出発して夜間着では,その日は寝るしかありませんが,朝に出発の便であれば,その日に観光することが可能になり,同じ一日を有意義に過ごすことが出来ます。

海外に行く前に国内の飛行機代が含まれる航空券を

海外旅行を計画している人にとって,すべての人の近くに国際空港があるわけではありません。そこまでの移動に費用がかかります。しかし旅行会社によっては地方空港からハブ空港までの飛行機代は取らず,パッケージ価格に含めているところもあるようです。このように総合的な観点から格安航空券を探すとよいでしょう。