鎌倉・あじさいの名所
■名月院
鎌倉のあじさいと言えば,名月院と言われるほどのあじさいの名所。別名「アジサイ寺」とも呼ばれています。境内には,約2000株のあじさいが咲き乱れ,訪れる人の目を楽しませてくれます。名月院では,青や水色で統一された色の紫陽花を楽しむことができます。見ごろは6月中旬以降から7月中旬です。
本堂裏手の花菖蒲庭園も開花に合わせて公開されます。500円の追加料金で見ることできます。名月院そのものの拝観料は300円です。この時期は大変混雑するので,早めに出かけたほうがよいでしょう。通常,午前9:00開園ですが,この時期の土日は午前8:30開園です。
■成就院
江ノ電,極楽寺駅から徒歩3分の切り通しにある,小高い丘の上に立つ790年の歴史を持つ寺。その立地ゆえ大変見晴らしがよく,山門前から,参道脇に咲くあじさいと,長谷の街並み越しに由比ガ浜の海を見れる絶好のスポットです。
成就院のあじさいは色数が多く,赤や青,紫など色とりどりのあじさいが一斉に開花するあじさいの参道は見事です。見ごろは例年,6月中旬から7月中旬です。境内に入るのに拝観料はかからない比較的小さい寺院ですが,門があるため,8:00から16:30まで入ることができます。
■長谷寺
長谷寺は,江ノ電の長谷駅からすぐの場所にある,回遊式の庭園を持つ花巡りに人気の寺院です。500株以上のあじいさが見ごろを迎えると,寺院の白壁にあじさいがマッチした大変美しい境内になります。季節によってはライトアップされ,夕暮れに美しい自然を楽しめます。
拝観料は,300円で8時から拝観できます。高台になっている見晴台からの景色も美しく,鎌倉の寺院や草花,海を同時に見ることができる貴重な場所です。あじさいの見ごろは,6月中旬から7月中旬です。
■東慶寺
JR北鎌倉駅西口から南に3分ほど歩いた好立地にある寺院。奥に長い回遊式庭園になっていて,途中には大きな菖蒲の湿地が広がっています。6月初旬から菖蒲を楽しめますが,あじさいは中旬から7月中旬にかけてが見ごろです。
奥の方の高いこけむした岩壁には,イワタバコと呼ばれる小さな花が可憐に咲いています。山のほうにのびる斜面は,巨木や竹林に覆われていて,森林浴を楽しめる風情があり,鎌倉の自然を満喫できます。
■鶴岡八幡宮
初詣で有名な鶴岡八幡宮ですが,あじさいの名所としても人気があります。池を取り巻く神苑牡丹庭園では,野生種を含む数多くのあじさいを楽しめます。普通のあじさいとは違う,原種に近いあじさいは,また違った趣があり,写真家に人気です。
このボタン庭園は,あじさいが見ごろの時期は,入園料は600円で,季節により料金が変動します。初夏は源平池のハスも見事な花を咲かせていて,7月初旬にはあじさいとハスの花,両方が見ごろを向かえます。
あじさい巡りのおすすめコース
▼コース1JR鎌倉駅→(徒歩10分)→鶴岡八幡宮→(徒歩20分)→名月院→(徒歩6分)→東慶寺→(徒歩3分)→JR北鎌倉駅
▼コース2
江ノ電鎌倉駅→(電車7分)→極楽寺駅→(徒歩3分)→成就院→(徒歩14分)→長谷寺→(徒歩5分)→江ノ電長谷駅
鎌倉の菓子や食事
鎌倉のお菓子で全国的に有名なのは鳩サブレーで,鶴岡八幡宮に向かう参道沿いにある豊島屋というお店で販売しています。その近く道を一本奥に入った鎌倉小町通りには,手焼きせんべいで有名な壱番屋があり,店頭で焼きたての手焼きせんべいを売っています。
食事は,小町通りにたくさんのグルメスポットがありますが,信州そばの名店,なかむら庵がおすすめです。名物はとろろそばで,腰のある麺は専門店ならではの味わいです。
▼鎌倉の天気▼
あじさいを見に行くわけですから,雨の日でも風情を楽しめますが,大雨がこないかなど,チェックして出かけることも必要です。特に由比ガ浜周辺など海沿いの天気は変わりやすいと言われています。
●天気予報へのリンク→ 湘南・鎌倉の天気予報
鎌倉のあじさい名所地図
